心筋梗塞が引き起こす合併症

心筋梗塞を発症すると、それ以外の合併症まで引き起こす危険性があります。その合併症は狭窄が生じた冠動脈の場所や、心筋梗塞発生後の時間で分類する事が出来ます。

心筋梗塞による急性期の死亡例は、多くが発症後の「不整脈」によるものです。「不整脈」は心筋梗塞発症後24時間以内に発生し、心筋梗塞の死因の第1位と言われています。特に不整脈の中でも、通常よりも心臓に早いタイミングで電気を発生させ、心臓の動きを不規則にしてしまう「期外収縮」が非常に多いようです。

また、心筋高速なの中でも、左冠動脈梗塞が原因で、特にその中でも前壁梗塞に生じやすい「心室細動」は、発症後数時間以内高い可能性で発症し、とても危険性の高い合併症です。主に心尖部に起こる「心室瘤」も左冠動脈前下降枝梗塞が原因と言われています。逆に右冠動脈梗塞の結果伝導経路にトラブルがあると生じるのが「房室ブロック」という合併症です。

心不全の原因になる可能性の強い「乳頭筋断裂」は、心筋梗塞の発症数日後に起こりやすいとされ、右冠動脈梗塞の下壁梗塞で見つかるようです。即死となる危険性の高い「心破裂」は、心筋が壊死を起こし、心臓の血圧によって外壁が破裂する症状で、発症後即死亡しても不思議ではない重篤な病気です。

「心筋梗塞後症候群」は、心筋梗塞発症数週間後に生じ、自己免疫性心外膜炎を起こします。簡単に言えば、リウマチのような症状です。
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虚血性心疾患の中の心筋梗塞

心筋梗塞は虚血性心疾患のうちの一つです。虚血性心疾患とは、心臓に起こる疾患の総称で、原因は冠動脈の閉塞や狭窄などで起こる心筋への血流悪化などがあります。たとえば、動脈硬化や血栓などで冠動脈の血管が細くなると、血流が悪くなり、虚血性心疾患が起こるのです。

また虚血性心疾患は動脈硬化だけで起こるわけではありません。急激な運動や強いストレスによって、心臓の筋肉が一時的な血液の欠乏を起こし、虚血性心疾患の症状である胸や背中に痛みや圧迫感を感じる事もあります。

虚血性心疾患は、心筋梗塞と狭心症が主な疾病で、いずれも高血圧が発症に大きく関与しています。どちらも似たような症状で、心筋梗塞の方が狭心症より重篤な病気です。ただし狭心症と心筋梗塞には発症の違いがいくつかあり、覚えておくともしものときに役立つかもしれません。

まず、両者は胸痛の症状に違いがあります。狭心症の場合は、締め付けられるような急激な重苦しさと、圧迫感のある痛みに襲われ、心筋梗塞の場合は、不安感、重症感を伴う締め付けられるような激しい痛みわれます。発作の継続時間は、狭心症の場合で1〜5分程度、長くても15分以内で、心筋梗塞の場合は一般的に15分以上、長い場合は数時間続く事もあります。

なお、心臓病の治療に使われる事で有名なニトログリセリンは、狭心症には効果があるのですが、心筋梗塞には効果はありません。
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動脈硬化が招く心筋梗塞

心筋梗塞と動脈硬化は密接な関係があります。この動脈が肥厚して柔軟性がなくなり硬くなった状態である動脈硬化の発生過程を知る事は、心筋梗塞予防にも大きく繋がって行く事でしょう。

心臓の筋肉に酸素と栄養を運ぶ血管は冠動脈と呼ばれ、この冠動脈の内側に動脈硬化が起こると、血流が悪くなり、心筋が酸欠状態を起こします。更に悪化して血管が塞がり、血流が留まると心筋の組織が壊死してしまい、心筋梗塞を起こるのです。

心筋梗塞のほとんどの原因は、血管の内壁面にコレステロールが蓄積し、冠動脈に動脈硬化を起こしたために発症するようです。つまり動脈硬化は心筋梗塞の一段階と言えるでしょう。

冠動脈硬化は、高脂血症、高血圧、糖尿病などの病気や、喫煙、運動不足、タイプA性格(向上心が強く、競争的な性格)、家族歴、高齢危険因子が互いに作用しながら、徐々に進行します。この冠動脈硬化が進行すると、激しい運動をしたときや寒暖差が激しい場所、ストレスなどで怒りの感情が高ぶったとき、心臓に大きな負担がかかり、心筋梗塞の発作が起こりやすくなります。

また動脈硬化には何種類かありますが、通常はアテローム性動脈硬化を指します。アテローム性動脈硬化とは血管内にこぶのようなものが出来る動脈硬化で、進行すれば心筋梗塞以外にも他の虚血性疾患、たとえば脳梗塞などを招きやすい身体になるでしょう。
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飲酒と喫煙が心筋梗塞に与える影響

心筋梗塞は様々な要因で起こる病気です。その中に飲酒や喫煙も含まれています。ですが飲酒に関しては完全に悪化させるのではなく、むしろ適度な飲酒は心筋梗塞予防に繋がる、という研究データが欧米で多数報告されています。

これは欧米人が主にワインを飲んでいる事と関係があります。ワイン、特に赤ワインに含まれるポリフェノールには高酸化作用があり、この物質が心筋梗塞を予防する物質だと考えられています。

また、エタノールには、善玉コレステロールを増やす作用や、血液凝固防止作用などがあり、ワインに限らず、日本酒にも急性心筋梗塞の予防効果があるという研究報告が発表されています。もっとも、あくまで「適量」での話であり、飲み過ぎれば肝臓がダメージを受け、高血圧の原因になります。

以上のように飲酒には心筋梗塞予防の一面もありますが、喫煙にはそういったプラス要素は一切ありません。たばこは循環器への悪影響が非常に大きく、血管収縮、血液凝固、動脈硬化を招くニコチンや、一酸化炭素など有害物質の塊とも言えるでしょう。

喫煙に不規則な食生活や睡眠・運動不足などの生活の乱れが加わると、心筋梗塞の危険性は跳ね上がります。もちろん過度のアルコール摂取も控えなければなりません。
posted by shinkinkousoku at 21:41 | 心筋梗塞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

運動と心筋梗塞

心筋梗塞予防に適度な運動は最適です。たとえば歩行、速歩、自転車など、軽い全身運動が効果的だと言われています。ただし、狭心症発作がたびたび起きたり、心筋梗塞の発作直後などは絶対安静にしなければなりません。

運動には、無酸素運動と有酸素運動の2種類があり、無酸素運動は呼吸をせず短時間で行う激しい運動で、筋肉は付くものの脂肪はほとんど消費しません。ですが適度な運動と呼ばれるようなものはほとんどが有酸素運動で、心筋梗塞に大敵な体脂肪を効果的に減らしてくれます。具体的には有酸素運動はエネルギー源として体内の脂肪主に使います。そのため無酸素運動より効率良く脂肪が燃焼できるのです。

前述に挙げたものの他にも、ジョギングやウォーキングで、サイクリング、水泳、エアロビクス、ダンスなども有酸素運動に含まれます。逆に無酸素運動は筋肉トレーニングや、野球、サッカー、短距離走といったものが当てはまります。

また有酸素運動は、脂肪消費まで運動開始後20分ぐらいが必要とします。できるなら1日30分から40分間の運動を毎日続けることが理想的でしょう。

有酸素運動は血液中の中性脂肪やコレステロールの数値の適正化にも効果的で、心筋梗塞以外に肥満や糖尿病、高血圧の予防にも高い有効性が認められています。さらに精神機能にも良い影響を与え、神経の緊張が緩和されてストレスが低減してくれます。
posted by shinkinkousoku at 21:05 | 心筋梗塞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

心筋梗塞を防ぐ栄養素

心筋梗塞の発症には普段からの食生活も大きく影響しています。具体的には日本に昔から伝わる食材が、心筋梗塞には有効だと言われています。たとえば、ごはん、魚、大豆製品、野菜、海藻などで、でれきれば他にも多様な食品をバランス良く摂取することが肝心です。

心筋梗塞の合併症である、動脈硬化には食物繊維を多く摂取する事がいいとされています。特に、根菜やきのこなどに多く含まれる不溶性食物繊維は、コレステロールを吸着し、体外に排出してくれるので、積極的に摂取するようにしたいものです。

海藻やこんにゃく、果物などに多く含まれる水溶性食物繊維も、コレステロールや中性脂肪の合成を防いだり、腸管での糖質吸収を抑え、心筋梗塞の予防に役立ってくれます。抗酸化物質であるビタミンCやE、ベータカロチン、ポリフェノールなどはコレステロールの悪玉化を防ぐ機能を持ち、同じように心筋梗塞の予防に効果的と言われています。

心筋梗塞を含む虚血性心臓病の危険性が低下するという研究結果から、現在注目されているのが葉酸、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12などです。これらの栄養素は活性酸素の活発化と関係し、動脈硬化発症も左右する血液中のホモステインを抑える働きを持っています。

他にもミネラルは体内のバランスを調整し、心筋や平滑筋の収縮や刺激伝導系の調節に影響力を持ちます。
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ストレスが招く心筋梗塞

心筋梗塞は最近の日本で特に増加しています。それはここ数年、非常にストレスがたまりやすい社会なってきた事が原因だと言われています。

心筋梗塞を含むた虚血性心疾患は、高血圧症、高脂血症、糖尿病、高尿酸血症、喫煙、肥満などと密接に関係している事は広く知られています。しかし、最近ではそれ以外の危険因子に、「A行動パターン」という概念が見出され、注目されるようになりました。この「A行動パターン」というのが、ストレスと非常に関係が深いのです。

この「A行動パターン」というのは、「A型」に分類される行動を取る事を指します。そしてこの「A型」とは血液型ではなく、心筋梗塞などの虚血性心疾患を患った人を「A型」と「B型」に分類したものです。アメリカの研究によれば、「A型」の人は「B型」の2倍いる、つまり「A型」は虚血性疾患に2倍なりやすいのです。

「A型」の人は、向上心や責任感が強くために自己を精神的に締め付けやすく、ストレスが多いと言われています。また、その性格上、怒りを感じる場面が多く、それが関係しているのではないかと考えられています。

逆に言えば、こういった「A行動パターン」を改善できれば、心筋梗塞といった虚血性心疾患の予防につながるのです。ですが欧米ではその取り組みが行われているものの、日本では未だまったくその事に対するケアが行われていないのが現状です。
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高血圧が招く心筋梗塞

心筋梗塞はここ最近日本人の死因で占める割合が増えています。その一方で脳出血による死者は減っています。この背景にはいったい何があるのでしょうか。

そもそも、心筋梗塞は文字通り、梗塞が原因で怒り、脳出血は血管の出血の為に起こる病気です。つまり、日本人の身体は血管は丈夫になってきているが、その分詰まりやすくなっているのです。これは高血圧の人が増えてきた事と大きく関係しています。

心筋梗塞のような虚血性心疾患の発症原因は、高血圧、喫煙、高脂血症、肥満、糖尿病などがありますが、その中でも高血圧は虚血性疾患と直接的に関係します。なぜなら血圧が高くなるほど、心臓には負荷が掛かってダメージを受け、ポンプのように血液を送り出す役割を担う、左室の筋肉の壁が厚くなり、余計血液を必要とする左室肥大を起こしてしまうからです。この症状が進むと、動脈硬化を誘発する要素をもつ人が増えている事が影響しているようです。

動脈硬化が起こると事により、血管の内側を狭めてしまいます。高血圧で心臓肥大になっていため、心臓への血液供給量を更に増やす必要があるのに、こうして血管が狭くなると血液供給が減少してしまい、さらに悪循環を起こしてしまうのです。さらにこの状況が続くと、心筋が疲労し、心不全も発症します。

高血圧の人の心筋梗塞を含めた虚血性心疾患発症のリスクは、健康な人と比べて約3倍も高まると米国の研究から判明しています。
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生活習慣病が招く心筋梗塞

心筋梗塞は生活習慣病と大きく関係しています。実際、糖尿病、高血圧症、高脂血症の3つの生活習慣病のどれかを患っている人は、心筋梗塞を含む虚血性心疾患の発症率が高いと医学的にも証明されています。これらの生活習慣病を放置している人の、4人に1人は虚血性心疾患を発症するとさえ言われています。

具体的な心筋梗塞を含む虚血性疾患の発症率は、糖尿病・高血圧症・高脂血症の3つを併発したケースで発症率は11.8%、高血圧症と高脂血症の組み合わせは10.6%、高血圧症と糖尿病は9.9%と言われています。以上の数字から見ても、生活習慣病がいかに心筋梗塞を初めとした虚血性疾患を招くか明らかでしょう。

これらの生活習慣病はその名が示す通り、ほとんど日頃の不摂生が原因でなる病気です。しかも、自覚症状がほとんど無いため、検査を受けなければ自分では気付きにくいものです。

つまり、心筋梗塞を予防する第一歩は生活習慣の改善にあると言っても過言ではないでしょう。一度重篤な病気にかかってしまえば、その後の生活は一変します。生活習慣病予防は最近話題のメタボリックシンドローム予防と同じですから、そのための情報はすぐに集められるでしょう。
posted by shinkinkousoku at 22:09 | 心筋梗塞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本の心筋梗塞治療

心筋梗塞には主に3つの治療法が取られます。そのうちの一つはカテーテル的治療、もう一つは緊急冠動脈大動脈バイパス移植術、そして最後の一つは血栓溶解療法です。方法は違いますが、とれも動脈を通じて検査や処置をします。

日本では、心電図上の検査の結果、緊急性の高い異常が発覚すれば直ぐにでもカテーテル的治療をします。ですが、心臓病治療ではトップレベルのアメリカでは、救急車での急患であってもこの療法が行われる事は稀です。

それでも心筋梗塞で3カ所以上の狭窄部分が起こった場合、病院によっては緊急冠動脈大動脈バイパス移植術のオペが選択されます。以前は狭窄の再発確率が27%前後であるカテーテル的治療よりも、例え1カ所の狭窄であっても緊急冠動脈大動脈バイパス移植術を選択される傾向がありました。しかし、カテーテル的治療の優位性が高まった現在では、心カテーテル的治療を選ぶ人が多くなっているそうです。

残りの血栓溶解療法は、急性期を乗り越え、症状が安定し始めたときや、未だ軽いうちに投薬療法として行われています。また、心筋梗塞の症状が安定後、病院は患者への教育指導を行い、糖尿病、高血圧、高脂血症などのからの影響について理解を深めてもらい、改善に努められるよう働きかけていきます。
posted by shinkinkousoku at 22:02 | 心筋梗塞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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